介護業界の課題は多岐にわたり、人口の推移や介護事情の詳細を見ると深刻な状況が続いています。
高齢化社会が加速し続けていることで、市場規模が大きくなり事業としては将来性が高いことは間違いないですが、増えすぎた需要に供給が間に合っていないことが現実であり、介護事業を展開している弊社としては「人材確保」が目下の課題です。
具体的には「新規採用」と「人材定着」が最重要課題であり、働きやすい環境を作ることでこの課題に取り組んでいくことが急務となっていました。
社内会議では、この課題の解決のための施策や方法など、皆で頭を抱えながら長時間の会議も行い、介護スタッフにとって「働きやすい環境とは?」と、皆でいろいろ考えを巡らせました。介護スタッフの働きやすさやモチベーションアップに繋がる環境を整えたい、そんな想いはあってもそれを具体的な形にして労うことは何なのだろう?そんなことを考え、社内イベントの開催や、親睦会の実施など、働く人々への感謝を伝える機会も多く設け、実行してきたことは、精神的な部分で十分なケアとなったとも感じています。
一方で、もっと仕組みとして自社に働く人への感謝を形にしたいという思いから、就業規則の作成に取り組むことにしました。
新規採用のスタッフには安心を、長年働いてくれているスタッフには平等に、様々な手当などで処遇したいという思いで自分なりに就業規則について調べてはみましたが、どれもしっくりこない。
一般的なフォーマットにあてはめただけの就業規則は、私が求めている「働く人に向けた感謝」を表現できずにいたのです。そんなとき、就業規則サポートセンターさんを知り、相談させていただきました。
担当の方は、とても丁寧にヒアリングをしてくださり、処遇改善加算の手当や職員の病気休職など、私たちが気づかない事項をいろいろご提案していただき、満足のいく就業規則が作れたと思っています。
また、就業規則を作るということの本質も知ることができたのは、私たちにとってとても良い経験となりました。就業規則に記載されていないことも、内容を吟味して、その実施を想定して必要性の有無を検証する。
就業規則は、記載されている事項以上に、さまざまなことを想定し吟味されているということを実感しました。この度は、いろいろと親身に相談、対応していただき本当にありがとうございました。