こんにちは。12月に入ると1日1日が過ぎていくのが早くて、あっという間に年末になってしまいますね。今回は、ハラスメント防止月間関連の記事第二弾です。
では、早速、私たちの事務所で実施した研修「ハラスメントとは」についてご紹介します。
講師は、ハラスメント防止コンサルタントでもあるスタッフのKです。
ハラスメント研修で大切なことは、何度も確認すること
ハラスメントに関する啓発活動は、1回実施すればいいということではありません。何度も繰り返すことが重要です。今回は、職場におけるハラスメントについて、どんなハラスメントが起こりうるのかを再確認することから始めました。
今さら? でも、あえてセクシュアルハラスメントから
セクシュアルハラスメントという言葉が世の中に広がるようになってから、30年以上の年月が経っています。ですから、セクシュアルハラスメント、セクハラという言葉自体は知っている人がほとんどだと思いますが、研修では改めて「対価型セクシュアルハラスメント」と「環境型セクシュアルハラスメント」について学びました。また、セクシュアルハラスメントの背景としてジェンダーハラスメントがあることも再確認しました。
ところで・・・
私たちの事務所における、セクシュアルハラスメントやジェンダーハラスメントの可能性ってどうなのでしょうか?いえいえ、私たちの事務所内ではそんな光景をみたことがありません。超フェミニストな所長のもと、職員全員が健全な人間関係を築いています。
パワーハラスメントは類型で整理されています。
職場におけるハラスメントの中で、特に深刻な事態に陥りやすのがパワーハラスメントです。研修では、パワーハラスメントの6つの類型を中心にどんなことがパワーハラスメントにあたるのかを確認しました。パワーハラスメントの定義となっている「優越的な関係を背景とした言動」とそれには該当しない業務上必要な指示や指導との違いについては、指導をする立場の上司と受ける側の部下では受け止め方が異なることが多いですが、6つの類型にあたる場合はパワーハラスメントに該当すると理解する必要があります。
併せて知りたいSOGIハラスメント・・・「性的指向」と「性自認」
「性的指向(Sexual Orientation)」とは恋愛感情又は性感情の対象となる性別のこと、「性自認(Gender Identity)」とは自己の性別についての認識をいいます。そしてこれらに対する差別的言動をSOGIハラスメントといいます。さらに、SOGIについて本人が望まぬかたちで暴露をすることをアウティングといい、このことも職場のパワーハラスメントになりうることも忘れてはいけません。
このほかにマタニティハラスメントのついては、育児休業を取得しようとする男性社員も該当する旨、就活ハラスメントについては、言動によってはセクシュアルハラスメントにもなり得ることなどを確認しました。
今回は、職場におけるハラスメントについての研修をご紹介させていただきました。 就業規則サポートセンターでは、ハラスメント防止規程作成のお手伝い、研修も行っています。お気軽にご相談ください。
《この記事を書いた人》
スタッフK(ハンドルネーム:みみしろ)
特定社会保険労務士、ハラスメント防止コンサルタント、猫大好き。行政経験を経て社労士に。“友人に一人いたら便利な存在”。「ちょっと教えて」と気軽に声かけをしてもらえる社労士を目指しています。事務所のイベントや研修の記事を担当します。