東京都のカスハラ防止対策奨励金が受付開始されます
東京都では、都内中小企業等を対象とした「カスタマーハラスメント防止対策推進事業 企業向け奨励金」の令和8年度第1回事前エントリー受付が、2026年6月25日(木)10時より開始されます。(https://www.tokyo-cusharaboushi.jp/)
本奨励金は、カスタマーハラスメント対策に関するマニュアルの整備に加え、録音・録画環境の整備、AIを活用したシステム等の導入、外部人材の活用など、実践的な防止対策に取り組む都内中小企業等を支援する制度です。支給額は40万円とされています。
カスタマーハラスメント、いわゆる「カスハラ」とは、顧客や取引先などからの著しい迷惑行為により、従業員の就業環境が害される行為を指します。
たとえば、暴言や威圧的な言動、長時間にわたる拘束、過剰な要求、土下座の強要、不当な金品要求などが問題となるケースがあります。
お客様対応は企業活動において大切な業務の一つですが、従業員が安心して働ける環境を守ることも、企業にとって重要な責任です。
カスハラを放置してしまうと、従業員の精神的負担が大きくなり、離職や休職につながる可能性があります。また、対応に多くの時間を取られることで、本来の業務に支障が出ることもあります。
一方で、企業としてあらかじめ対応方針を定め、社内外に周知し、従業員が一人で抱え込まない体制を整えておくことで、現場の不安を軽減することができます。カスハラ対策は、単なるトラブル対応ではなく、従業員を守り、安定した事業運営を続けていくための取り組みといえます。
今回の奨励金は、カスハラ対策を進めたい企業にとって、制度整備のきっかけとして活用しやすい内容です。申請には事前エントリーが必要で、受付期間は2026年6月25日(木)10時から7月9日(木)17時までです。なお、先着順ではなく、受付件数を超えるエントリーがあった場合は抽選となります。
カスタマーハラスメント対策マニュアルの作成や、社内体制の整備、従業員への周知方法などについてお悩みの企業様は、お早めにご確認ください。
当事務所では、職場環境の整備や労務管理に関するご相談を承っております。カスハラ対策をどこから始めればよいかわからないという場合も、お気軽にご相談ください。



